特別講演会
講演会のお申込みは、以下の日本規格協会のページよりお願いいたします。
効果的な統計解析のための上手なデータの見方と手法の選び方ライブ
鈴木 知道
統計解析の目的は、データが持っている情報を上手に抽出して、問題解決等に役立てることです。そのためには、データをよく吟味して、その特徴を把握することが大事です。その上で、データの特徴にあった統計的解析を選択して実行します。さらに、行った解析が妥当であったかチェックを行います。解析の計算そのものはソフトで容易に実行できるようになっているからこそ、手法の選択とそのチェックが、より大事になります。本講演では、シンプルな例を用いながら、データの見方や手法の選び方について解説します。
東京理科大学 創域理工学部 経営システム工学科 教授
旭化成で取り組んでいる「全員参加の品質経営の推進」 ~旭化成の現場の力を高める8か条~ライブ
仲二見 裕美
「あなたのお客様はだれですか?」お客様は、社外にも社内にもいます。旭化成では、全員が「自分のお客様を理解し、自分の仕事の役割を理解し、その責任を果たし、良い仕事を渡す」ことが「旭化成の品質を高める」と考え「全員参加の品質経営」を推進しています。そのための施策である人財育成、タウンホールミーテイング、「旭化成の現場の力を高める8か条」などについてご紹介いたします。
旭化成株式会社 上席執行役員 品質保証担当 兼 品質保証部長
管理職のための「品質意識」のマネジメント ライブ
深代 達也
近年、日本の製造業界では品質管理や検査に関する不正が相次ぎ、信頼性や国際競争力への影響が懸念されています。これらの問題は、単なる技術的な課題や個人の倫理の欠如にとどまらず、経営方針や組織文化、そして品質意識のマネジメントに深く関わる問題です。本講演では、弊社が実施してきた自主研究の成果を基に、「品質意識」に焦点を当てた品質マネジメントの枠組みや、その考え方のヒントをご紹介します。
株式会社日本能率協会総合研究所 マネジメント&マーケティング研究事業本部 取締役
カイゼンにおけるナレッジマネジメントと生成AI活用 ライブ
木村 哲也
旭鉄工ではIoTを活用したカイゼンによって10億円の収益向上と42%の電力削減を実現しました。本講演では、効果を出すために欠かすことのできないナレッジマネジメントの重要性と、具体的なデータドリブン経営について解説します。また、生成AIがIoTデータをリアルタイムで解析し、潜在的な問題点を発見し、最適な解決策を提案することでカイゼンをさらに加速する手法を紹介します。
i Smart Technologies株式会社/旭鉄工株式会社 代表執行役社長
全社で取り組む品質コンプライアンス ~徹底排除!不正を引き起こす4つのオーバーと止められない3つのバッド~ライブ
小林 久貴
品質コンプライアンス違反となってしまった組織に共通している前提条件があります。品質コンプライアンス違反を引き起こす4つの条件と、違反を止められず継続してしまう3つの条件で、それぞれ、4つのオーバーと3つのバッドというキーワードで整理しました。本講演は、これらの4つのオーバーと3つのバッドを取り除くことがまず大切で、さらに品質マネジメントシステムの強化の必要性を投げかけるものです。
一般社団法人品質マネジメント研修センター 代表理事
「MS(マネジメントシステム)規格のしもべ」からの脱却 ~“気候変動”の追加を機に発想を転換~ライブ
国府 保周
気候変動に関する要求事項がMS規格に追加になってから、よく「そのために何を行うか」という質問を受けます。ISO 9001の2000年版の顧客満足の追加、2015年版のリスク・機会の追加の際も同様で、従来から行っている相応の活動を充てればよいのに、活動を新設するケースを目にします。新活動が企業の発展に役立てばよいのですが、足かせとなると、企業の成長を阻害しかねません。審査・研修を通じて得た事例を紹介し、検出法、解放策などを考察します。
活き活き経営システムズ
失敗を予見する未然防止、失敗から学ぶ再発防止 ライブ
奈良 敢也
製品品質の確保には、開発段階のデザインレビューにより潜在的な故障やお客様の不満要因を予見し、製品の販売前に対策を講じる未然防止が重要です。AI全盛の現代においても、複雑なシステムに潜む問題を予見するには経験や知見に裏打ちされた人間の洞察力が欠かせません。一方、起こってしまった問題に対しては、失敗からの学びを体系的にストックし、次の開発に活かす再発防止が必要です。本講演では、未然防止と再発防止に関する実践上のポイントについて解説します。
日産自動車株式会社 製品品質設計技術革新部 デザインレビュー推進グループ
ヒューマンエラーの防止対策を考える:安全人間工学の理論と方法動画配信
小松原 明哲
現場ではさまざまなヒューマンエラー防止対策がとられていると思いますが、エラーの防止は容易ではありません。やみくもに対策を講じても効果は薄く、自現場に適した対策を、メリハリを利かせながら講じていくことが重要です。また生産年齢人口減少など、現場を取り巻く事情は変化してきています。今回は、ヒューマンエラーや安全管理に初めて携わる方や、知識を再整理したい方を対象に、安全人間工学の基本的な考え方と方法を解説します。
早稲田大学理工学術院 創造理工学部 経営システム工学科 人間生活工学研究室 教授