特別講演会

講演会のお申込みは、以下の日本規格協会のページよりお願いいたします。
日本規格協会 講演会お申込みページ
2025年11月05日(水) 13:30-15:00

環境変化に主体的に適応するしなやかな経営 ~品質を中心に協力して価値を共創する経営~ライブ

石津 昌平
青山学院大学 名誉教授/ 品質月間委員会 委員長
少子化や自然災害の発生、物価高、国際紛争や社会経済的な変化、AIの急激な発展などの加速度的な環境の変化の中で生き残るために多くの人たちの英知を結集する必要があります。 品質は物事の良し悪しを評価するものであり、人が協力する際の共通の目標やありたい姿を表現することができます。品質に着目することで顧客や協力会社、従業員と協力してビジネスを設計し改善する、プロアクティブな経営の在り方について解説します。
2025年11月11日(火) 10:30-12:00

海外から見た日本の品質経営の強さライブ

Prem Motwani(プレム モトワニ)
ジャワハルラル・ネルー大学 元教授/ 令和2年旭日中綬章受章
日本の品質経営(製品やサービスの品質だけでなく、顧客価値の創造を含めた経営全体の質を向上させる考え方)は、QC・QAからTQC・CWQC(全社的品質管理)、そしてTQM(総合的品質管理)へと進化し、それは日本の戦後の高度成長をもたらし、現在も日本の製造立国としてのイメージと「ジャパンクオリティ」の優位性を保っています。また、日本の品質経営は独自性がありながらも普遍性があるため直接・間接的に世界から注目を集め、高い評価を受けており、途上国の製造業だけではなく、欧米のものづくりの発展にも貢献をしてきました。 近年、日本国内の一部で日本の品質管理が衰退してきていると懸念されていますが、日本の品質経営は今でも世界に通用するものであり、好調であるということを長年日本を研究してきた視点からお話しします。
2025年11月12日(水) 13:30-15:00

人と機械の協調による安全性の向上ライブ

伊藤 誠
筑波大学システム情報系 教授
情報技術の進展に伴って高度に知能化・自動化の進む機械であっても、人間の存在を完全に除外することはできず、むしろ人間との協調がますます重要になってきます。 この講演では、自動化機械を対象として、人の存在の必要性、人と機械の間に起こりうるミスマッチについて紹介するとともに、人間と機械とが協調するための考え方について事例を交えて紹介します。
2025年11月19日(水) 10:30-12:00

カスタマーサクセスの推進 ―お客様と共に―ライブ

関 浩一
関工業株式会社 代表取締役
継続して変化し続ける現代において、会社として絶対に守らなければならないものは、何か?それは「お客様の信頼に応え続ける会社であること」ではないでしょうか。 当社においては、全員参加の「5S」から始まる現場力の強化、自動化による業務効率化、そしてカスタマーサクセスの活動に取り組んでいます。 当社は小さな会社ですが、TQM活動を通じて「全員で取り組む」ことの大切さも体感しました。皆様の会社におかれまして、何らかのご参考になれば幸いです。
2025年11月20日(木) 10:30-12:00

みんなの科学的な問題解決 ―問題解決を生きる力に―ライブ

熊井 秀俊
日本品質管理学会 フェロー 監事
これまで産業界で実践を通じて培われてきた問題解決を、このたび仕事の中だけに留まらず社会・生活の様々な場面でも活用できる普遍的な方法として確立することができました。 そこで、より広く世の中の方へ、より早く学生・生徒さんにも、問題解決について触れ、やってみようと思ってもらうことを目指して、特に問題解決の「考え方」と、問題解決を「生きる力」にすることに重点を置いた、家族にも聴かせたい問題解決の入門についてお話しします。
2025年11月21日(金) 13:30-15:00

労災未然防止のための現場のリスクアセスメントライブ

星野 護
星野労務安全管理サポート 代表/山梨県労働基準協会連合会 専務理事/元 甲府労働基準監督署長、元 那覇労働基準監督署長
諸事情により当該講演は中止とさせていただきます。
2025年11月26日(水) 13:30-15:00

企業不祥事と日本の製造業の課題 ~品質の逸脱はなぜ防げないのか~ライブ

中村 昌允
京葉人材育成会 名誉会長/ 東京大学 工学系研究科 非常勤講師
日本を代表する企業で、近年品質不正や検査不正が起きました。原因は、国際競争の厳しさの中で、コスト・納期・数量の重圧から、顧客と取り決めた品質仕様や検査方法が守られなかったことと考えられます。 課題は、①顧客との契約が、製造現場の実態と乖離した過剰な品質規格や検査方法になっている ②「実質上の問題がなければ良い」という製造側の甘え ③本来、独立した立場であるべき「品質保証部門」の弱さ です。 これらは「コンプライアンスの問題」というよりも、日本の製造業が抱えている構造的な問題と言えます。本講演ではこの問題を経営トップ、製造部門、営業部門はどのように考えるべきかご紹介します。
2025年11月27日(木) 13:30-15:00

企業に求められる品質マインドの醸成 ―階層別の学びと行動―ライブ

松本 英里子
SOMPOリスクマネジメント株式会社 主任コンサルタント
品質不正は、一部の企業に限った特別な問題ではなく、業種や規模を問わずどの企業にも起こり得る身近なリスクです。こうした不正を未然に防ぐためには、従業員一人ひとりが、それぞれの役割や立場を理解し行動することが求められます。本講演では階層別教育に焦点を当て、行動変容を促す品質マインドの育て方と、組織全体で品質文化を醸成するためのヒントをご紹介します。